Top Message

代表メッセージ

2016年の米国大統領選挙や英国のEU離脱を巡る国民投票をきっかけに、ケンブリッジ・アナリティカ社の介入が暴露され、オンライン空間における影響力工作という現実が世界に明らかになりました。このような出来事は、情報が社会や民主主義に与える影響の大きさを、改めて私たちに突きつけるものでした。

言論の自由は、民主主義社会において最も尊重されるべき価値です。しかし、その自由が偽情報や意図的に設計されたナラティブによって歪められ、社会的分断や不信、対立を生み出している現状は、民主主義そのものの基盤を揺るがす深刻な社会課題だと認識しています。

国家レベルでは政治的・軍事的動機による情報介入が、個人レベルでは誹謗中傷や風評操作が横行し、私たち一人ひとりの心理的脆弱性が巧みに利用されています。情報が溢れ、真実を見極める時間が奪われていく現代において、この問題は決して他人事ではなく、社会全体が対応を迫られる現実的な脅威となっています。

私自身、海外における情報戦や世論操作の実態に触れる中で、このようなリスクがいずれ日本社会にも、現実のものとして及ぶという強い危機感を抱きました。その原体験が、2018年からの研究と準備を経て、株式会社Japan Nexus Intelligence(JNI)の創業へと結実しました。

JNIは、偽情報やAI生成コンテンツを単に検知・分析するだけでは、本質的な解決には至らないと考えています。重要なのは、社会や組織が持つ情報空間の構造的な脆弱性を理解し、信頼に足る健全なコミュニケーションを再構築することです。

株式会社Japan Nexus Intelligence
代表取締役
髙森 雅和